続々・H.A.W.Xでコブラ、クルビットは本当に可能か?　役に立つのは失速インメルマンターンだ!!

前回までのあらすじ §

　リファレンスブックを見て気づいたのは、ここでコブラ、クルビットのやり方が詳しく書いてあることです。これが、HAWXでコブラ、クルビットができるという話の根拠になっているようです。しかし、コブラ、クルビットはミサイル回避にはあまり役立ちません。低速で小さくまわっても、敵のミサイルから見て当たりやすくなるだけです。

第3の機動 §

　しかし、リファレンスブックには実はコブラ、クルビットの他にもう1つ、コブラ状態から機体をインメルマンターンに入って機体の進行方向を変える機動も紹介されています。(イノセン・テイセスのマニュアル マヌーヴァではクルビット・ターンに相当すると思われる)

　実は実際に試してみると、この機動には以下の特徴があることが分かりました。(F-22とF-16で実験。場所はMission10 レッドイーグルの難易度ノーマル)

• ミサイルに撃たれた直後に行うとほぼ確実にミサイルを回避できる (ベクトルが素早く180度変わるから。急速なベクトル変更は回避に効能がある)
• しかも、自機を撃った真後ろに敵機に対してヘッドオンに体勢に持ち込め、逆襲できる場合すらある

　つまり、単なるコブラ、クルビットは空戦中にやってもあまり意味はない気がしますが、クルビットで1回転せず、背面に入った状態でロールして失速インメルマンターンの形に持ち込むと、役に立つ感じです。

感想 §

　これは役に立つ機動かもしれない……と思ったのもつかの間。

　実はMission10 レッドイーグルの難易度ノーマルで飛んでいるとなかなか敵機に撃たれないという問題が。水平飛行して敵機を誘っても、なかなか撃たず、挙げ句の果てに味方機に落とされて終わり。

　なかなか難しいですね。

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